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おっぱいさん(おっぱいの存在意義)

 おっぱいにさわさわとのびる手。微笑ましい。先っぽをこねこねしたり、びよーんと引っ張ったり。爆笑したくなるのを堪える。

 たっちゃん1歳6か月。眠りにつく前や、そうでなくても抱っこしてる時とか、お母さんのおっぱいを良く触る。やっぱり赤ちゃんって、おっぱいが好きなんだなあ。

 出産後に大きくなった胸も、もう元に戻ってしまった。たっちゃんが触るところがなくならないように、お母さんはできるだけ食べている。痩せると胸の肉もなくなるし、おっぱいの脂肪がどんどん吸収されてしまいそうだから。

 やっぱり、おっぱいって安心するんだろうし。だってこれ一つを栄養源に生きてきたんだから。おっぱい触っていい気分になれるんなら、いいことじゃないか。

 なんて話を、妊娠中の女友達にしたら、「それが長じて男の人になるんだね!男はいつまでもおっぱい大好きなんだから、もう」みたいな反応で、ああそうなんだと思った。

 今の私からしたら、お母さんからしたら、「おっぱいってこのためにあったんだ」っていう、「おっぱいでつながれるっていいな」っていう、そんな感じ。お母さんっていうか、おっぱいさんになったっていう、そんな感じ。

 

小さい生き物が、大きくなってきた。

 布団の上に転がって寝ている姿。抱っこされて私の体に収まっている様子。ちっちゃいなあ、と思う。ちっちゃくてかわいいなあ。

 たっちゃん1歳6か月。でも、だいぶ大きくなった。体重は生まれた時の3倍を超えて、10kgに載った。身長は生まれた時のを覚えてないけど、30cmくらい伸びたんじゃないか? 今は90cmの洋服を着ている。

 大きくなった、小さい生き物。大人の間にいると、人間じゃない別の生き物みたいだ。なんかもっともらしく動くし声を発するから、寝たきりで泣くか笑うかくらいの頃よりも、かえって小さいなあと思う。

 この小さい生き物は、自分のこと、お母さんこと私や家族のことを、どう思っているんだろう。まあ改めて考えることはないだろうけど、どう感じているのだろう。

 この世界が彼にとって安全だと感じられていて欲しい。守られながら、のびのびと育って欲しい。その方が、いつかお母さんが守ってあげられなくなった時に、自分で生きていく力が身につくように、育つことができるのではないかと思う。

 この小さい生き物を、大切に育てることが、お母さんの使命です。