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なんで泣き顔が可愛いのか

 たっちゃん1歳7か月。たっちして、ふらふらとあんよして、よく動き回る。そして、よく頭をぶつける。

 頭悪くなっちゃいそうだし、できるだけ気をつけて見ていて、家具の角とかにはウレタンクッションテープみたいの貼ってあるんだけど。やっぱりコツンして泣く。

 その泣く3秒前、1秒前の顔がたまらない。なんか「えー!!」みたいな表情で、なぜか鼻の下が伸びていって、目が赤くウルウルしてきて、唇がヒクヒクしだす。そして、「えーんえーん」。赤ちゃんの泣き顔って、どうしてこんなに可愛いんだろう。何か、信じられない、僕の心は傷つきましたみたいな悲しそうな泣き顔する。それが可愛そうというより、なぜだか、可愛い。泣く理由がささやかだからかな。これが本当に怪我してたりしたら、こっちも必死になるんだろうけど。

 後世のためにも、ぜひ一度、泣き顔、泣く数秒前顔を撮影しておきたいんだけど。なんかそういう時にカメラ向けたら傷つきそうだから、たっちゃん意外にわけがわかっててそういうのもわかっちゃいそうだから、自粛してる。

子どもの日、お母さんも子どもになる。

 久しぶりに父と会った。父は全国を飛び回って仕事をしている。勤め人だったら、もう定年退職している年なのに。元気で、才気に溢れ、口が悪くて家庭生活に向かない父である。

 たっちゃん(私の1歳半の子ども)を母に預け、久しぶりの外食。メニュー表とか、ナイフとフォークとか、いつぶりだろう。座ってゆっくりご飯ってことから久しぶりだし。

 前は、独身の頃は、よくレストランに連れてきてもらっていた。何か、夫とうまくいかなくて、私も悪いところはあるんだろうけど、浪費癖があり家のことをしない人を夫に選んでしまい、たっちゃんには障害があって、それはたっちゃんも誰も悪いわけじゃないんだけど、夫のことと同列みたいに書くのもたっちゃんに失礼な話だけど、何か、娘の幸せを願って育ててきてくれた父に申し訳ないみたいな気分になった。

 しかも父は、「お祝い」と書いてある封筒をくれた。「子どもの日だから」って。そんなお金を頂くなんて思ってもみなかったので、びっくりしたけど、「たっちゃんの物を買わせてもらうね!」と言った私に、父は一言、「○ちゃんパパの子どもだから」。

 ああそうだった!私も子どもだった!私が父の子どもだった!!

 私なりに、一生懸命お母さんになろうとして、すっかり忘れていた。私も子どもであることを。私も幸せにならなければいけない子どもであることを。