増田文学の真骨頂

はてな匿名ダイアリー(増田)にたくさんのブックマークが付いていたことから、この著者と著作を知りました。 ハッピーエンドは欲しくない 作者: n 発売日: 2014/03/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 本書に対しては、いくつかのフリーで読…

心を育てる

人の気持ちを想像する能力って、どうやって得られるんだろう。相手に、自分と同じような心というものが宿っていること。自分が嬉しいことを、相手にもしてあげると良いこと。何もわからない赤ちゃんから、どうやってそれらのことを知るようになるんだろう。 …

踏切のこちら側

何本もの電車が、目の前を通り過ぎていく。そのつもりで踏切に来ているから、寒くはない。傍らのベビーカーには、セーター着て、コート着て、毛布で巻かれて、毛糸の帽子被って、ミトンは外してしまったけど、ゴロンと着ぶくれた子がいる。もともとの体型も…

子育ての間主観性

寝室と居間の間に、10数台のミニカーが、一列に並んでいる。ふと眺めて、国道に似ているなと思った。近所の、よくお散歩に行くところ。車好きのたっちゃんにとって、そこは目的地。 ディープラーニングとか、図と地とか、衒学的だったなと思う。はじめて物を…

遊びに意味は要らない

積み木を鍋に入れて、木べらでかき混ぜている。「大丈夫か、たっちゃん」とでも言いたくなるシュールな光景だけど、本人はいたって真面目。2歳児としては正常な発達なのかもしれないけど、初心者お母さんには、どうも違和感。 それでもそのうち、三角が蒟蒻…

ずっと抱っこで歌ってる

昭和の時代に、原家族でテレビを見ていて、世界の民族紹介みたいな番組があった。一日中、歌っていて、会話も歌にするくらいの人たちがいた(ような記憶がある)。赤ん坊を、ほとんど一日中抱っこして育てる風習の人たちもいた。 子供心に、いつか自分に赤ち…

僕はいじけているんだ。

部屋の隅に敷いたラグの、真ん中に、うつぶせで倒れている。いじけているんだ。原因は、何だったっけ。ピンとくることは無いけど、遊びの対応が、何かお気持ちに沿わなかったのかな。考え事に一瞬目を離したら、状況が変わっていた。 たっちゃんも2歳を過ぎ…

ナニコレ、暗い部屋も面白いね。

子どもが寝室で寝かしつけられている。私は居間にいて、こちらからの明かりが漏れないように、電気を消した。 私がお母さんなんだけど。たっちゃんが遊んじゃって寝ないから、しびれを切らしたバアバが、私から寝かしつけを取り上げたんだ。子どもの健康のた…

体質が変わった。

たっちゃんを産んで、私は変わった。たぶん、オキシトシンが出て、ASDが修飾されたんだと思う。出産とASDの、オキシトシン系の変化とかよく知らないけど。 独り身だった頃はわからなかったこと、できなかったことが、できるようになった。なんだろう、こだわ…

言いたいこと止めるの、難しいんだろうな

うちの子は2歳を過ぎて、いまだにオッパイを欲しがる。でも、罪悪感があるらしく、バアバの目を気している素振りを見せる。バアバが座を外すとオッパイツンツンアピールをする。バアバが現れると、ビクッとオッパイから離れる。子どもってすごいなあ。 お風…

いっしょに疲れようね。

子どもが体力を楽しく使って、親は疲れない遊びって何だろう。そんなことを考えながら、年末年始の仕事休みをカウントダウン。あくまで仕事が休みなのであって、お母さん業は年中無休どころか、出勤日より厳しい24時間体制の今日この頃。たっちゃんのことは…

この毛布が暖かすぎる

「ちょっと寒いからさ、かけるもの持ってきてくれない?毛布とかさ。」と言ってみた。冗談半分で。そうしたら、たっちゃんは「あいっ」と言って、白い自分の毛布をひきずってきてくれた。 たっちゃん、歴年齢2歳3か月の、ダウン症児。言語理解は良いけれど、…

心から、しっとり。

別に今更、自分の見た目をどうこうしようとか思ってなかったけど、保湿したら良くなった。見た目が。 かゆいし、かくからか湿疹みたいになって、それを引っかいて小さなかさぶたができて、怪我を治すくらいの意味合いで保湿をした。美容目的ではなくて。使っ…

グリセリン水

どこまでも透明なグリセリン水が、ヒルドイドで治らなかった乾燥肌のかゆみを、すーっと鎮めてくれた。 高校生以来くらいに懐かしい、グリセリンを薄めただけの手作り化粧品。皮膚科で処方してもらったヒルドイドローションは、小児科で処方してもらったヒル…

機嫌の悪さに対応する自信がない

どうにもご機嫌が悪いのが、数日続いている。体調でも悪いのかと、体温を測ってみたりするけど熱もないし。よく食べてよく遊ぶし。 彼なりの反抗期なのかもしれない。気に入らないことがあると、ブーブー言うというか音を発して、手足をバタバタする。例えば…

毎日デートしようね

東京近郊と呼ばれる千葉の都市で10代半ばを過ごした私にとって、男の子がデートに誘ってくれるのは、ディズニーランドだった。自分もドキドキしていたし、相手もパレードだとかアトラクションだとかを楽しんでいるのだと思っていた。 国道と踏切を見に行くだ…

言葉がわからない人と

「掃除機を取りに行くよ」と声をかけると、目の前にあった2冊の絵本を一生懸命抱えて、期待に満ちた目でこちらを見上げる。抱っこして一緒に掃除機を取りに行きたいのはいつものことだけど、絵本を持っていくつもりだこの子は。「持っていくの?」と確認すれ…

自分が好きなもの、あなたもどうぞの精神。

さっきまでは、たっちゃんとポーちゃんと、お風呂に入っていた。最近、たっちゃんはポーちゃんのお世話が大好き。お風呂にも連れてきて、湯船に入れる。セルロイドのような赤いお人形のポーちゃんは、お湯に浮かんで、カランコロン鈴の音を立てていた。 お風…

それコントですか

「届かない~!」と音声をつけてあげると、余計調子に乗って、オーバーアクションになる。たっちゃん2歳3か月。まだ歩かない、発語もまだ音声のレベル。でも、一人でコントしてる。 壁の上の方にある電気のスイッチに、床から手を伸ばして、「届かないよ~!…

はじめて並べる

ミニカーを一列に並べていた。たっちゃん2歳3か月。新しい遊びだ。何か高度な感じがする。まず、ミニカーを他から区別して認識したこと。ディープラーニングと同じなのか、どれがミニカーで、これはボールで、あっちは人形というように。色もサイズもバラバ…

強気でいこう

結局、気持ちの問題なんだよなあと、痛感した。 運動が苦手で、怖がりのたっちゃん。でも、やるときはやる。腰をフラフラさせながら、立ち上がって両手を挙げて、棚の上のオモチャを抱えるように降ろす。2歳を過ぎて、気が強くなった。あれをこうしたいとい…

自分を知るって簡単なことらしい

普通の子どもを育てたら、その成長スピードについていけないんじゃないかと思う。半分の速さと言われるうちの子でさえ、お母さんを置いてけぼりにして、どんどんどんどん進んでいく。 鏡の中の自分を認識できるようになるのはいつかしら、なんて思っていたの…

相似形の世界

意地悪な言い方をしたくなるくらい、感動した。 絵本を広げて置いて、人形もそばに置いて、「あーうー」と声を出している。たっちゃん2歳2か月、お人形さんに本を読んであげているのだ。こんな高度なことをする日が来るなんて! ふにゃふにゃの赤ちゃんが生…

ポンポンしてて!

お母さんが仕事から帰ってくると、たっちゃんは両腕を上下にポンポンする。「バットでボールをポンポン遊び」をやって、という意味だ。お母さんはアンパンマンのプラスチックバットを持って、スポンジのボールを、羽根つきみたいにポンポンする。いち、にー…

段取りが良くなった

あれって何て言うんだっけ、昔時々見かけたおもちゃ。パズルのピースが正方形で、台から外れないようになっていて、一か所だけピースが無くて、順番にずらしてパズルを完成させるやつ。 たっちゃん(2歳2か月)が奥から物を取ろうとする時に、先に手前の物を…

マルチタスクをメタ認知する

覚えたことはどんどんやってみたいというお年頃の、絶賛2歳児たっちゃん。ゴミはゴミ箱に捨てるということを覚えたけど、何をゴミと判定しているのかは謎。でも、床に落ちていた糸くずなんかを器用に拾って、ゴミ箱まで捨てに行ってくれる。 小さなおててを…

何回やっても同じだよ

何度も同じことを繰り返す、というのは、そのことを1回だけするのとは違う意味を持つのだと思う。 たっちゃんは指さしやうなずきのコミュニケーションで、お母さんに抱っこひもをつけさせる。そして、人形を抱っこさせる。それから、人形を抱っこひもから出…

この世界は終わらない

私の一番の願いは、たっちゃんを守ること。この母親としての気持ちは、決してあなたには理解できないと思う。それから、私が仕事柄経験してきた辛い思い出。亡くなった赤ちゃんを救急外来に連れてきた呆然とした母親と、職場から駆けつけて現実を知った途端…

「お母さんになる日記」から「僕がつくる世界」へ

頭が良くなる方法も、人の気持ちがわかるようになる方法も、同じことだった。そして、幸せを感じられるようになる方法も。 最近、科学技術がもっと進化すべき点が思い浮かぶようになった。評判のいい立派な肩書な人も、相談者に親切にすべき士業の人も、不完…

赤を選ぶ

「どれにしようか、たっちゃんは赤が好きだよね」と言ったら、これ!と真っ赤な靴を選んだ。たっちゃん2歳、男児で赤が好き。でも、冒頭のお母さんの発言は、誘導だったかもしれない。その一言を言わずに、もう少し待ってみればよかった。たっちゃんがどう…