よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

妊婦健診で異常がみつかった

 予約通りの妊婦健診で、妊娠8か月で、突然、初めて、赤ちゃんに正常と違うところがると言われた。赤ちゃんや私になにか普通と違うことが起きる可能性は、妊娠のはじめから、他の人と同じように私にもあるかもしれないとは思っていた。でも、すごくショックだった。今まで何も心配する必要がなくて、私の体調も割と良くて、いつも検診の結果も良くて、食事に気を付けたり運動したり努力もできてると思ってて、すっかり油断していた。

 まだ、何が起こっているのかわからない。何も起こってないのかもしれない。来週また、受診して検査することになった。

 心配しても仕方がない。ストレスを感じたら、かえってお腹の赤ちゃんに悪い。わかってはいるけれども、涙まで出そうになる。

 家族や友達が励ましてくれ、慰めてくれて、いろいろ優しい言葉をかけてくれるけど、気持ちは晴れないでいた。そんな中で、「赤ちゃんだってお母さんに会えるように頑張ってるんだよ」と言われて、はっとした。

 産後順調に早く仕事復帰したいなとか、お腹がすっきりしたら好物の杏仁豆腐を好きなだけおいしく食べたいなとか、思っていたのが全部ばからしい。頑張ってる赤ちゃんを、ちゃんと産んであげなきゃいけない。その子の状態に応じて、育ててあげなきゃいけない。もうお母さんだから。