陣痛を待ちながら

 気分は陣痛待ちの妊娠37週。出産って痛いかなあ、痛いよねえ、でも怖がったってしょうがない。出産予定の病院では無痛分娩やってないし。

 振り返れば、妊娠初期が一番しんどかった気がする。ホルモンバランスが乱れた感じで、情緒不安定で、何回も泣いた。いつもけっこう気持ち悪かったけど、でもお腹も大きくないし、体がしんどいと大きな声で言いにくい感じで。安定期に入るまで、赤ちゃんが無事育つのか心配というかわからなかったし、だから周囲の人たちにも言いにくいし。いろんな余計なことを考えて。これからどんなことが起こるんだろう、私の体はどうなっちゃうんだろうと。もちろん、妊娠はとっても嬉しい出来事だけど、計画通りでもあったけど、あんなに辛くなっちゃったのは、やっぱりホルモンバランスのせいとしか思えない。

 妊娠中、夫が鬱陶しくなると聞いてそうなるのかと思っていたけど、そんなことはなかった。赤ちゃんへの母性が育ってきて、それが夫にも向けられた感じで、むしろ世話を焼きたくなってきた。寝顔をかわいいなーと思いながら眺めて楽しんだり。それに、重い物を持ってくれたり、お皿やお風呂を洗ってくれたり、優しいなー頼もしいなーと感謝することも増えた。

 もうすぐ子供が生まれたら、当たり前だけど、もう妊婦生活は終わりだから。十分に味わっておかないと。この大きなお腹、床のものを拾いたくない感じ、食欲と体重のコントロール、ゴールに向けて変化していく体調。お母さんになる毎日。