よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

出生前診断を受けずに臨月を迎えて

 出産予定日を、出産に至らず通過しそう。妊娠40週。夕方、焦って長い散歩をしたら、付き添ってくれた夫の便秘が解消した。夫だって心配もやきもきもしてくれているんだろうけど、そんなちょっと抜けた感じがこの際、癒される。

 妊娠初期には、出生前診断という、先天異常の染色体検査みたいのをするかどうか、本気で悩んだ時期もあった。今となっては、お腹のこの子とも半年以上、一年近くの付き合いになって、何も迷うことはないと思う。この子に障害があるかどうか、それは問題になるというか、あるかないかで対応は変わると思うけど(必要な医療を受けるとか)、それだけのこと。事前に検査する必要もないし、その結果で出産前に何かすることもないし、この子がどういう子か出てきたらわかるっていう、それだけ。やっぱり、一般論で考えるのと、このお腹で育ったうちの子と思うのとでは、全然違う。でも、こんな風に感じるようになるなんて、あの頃は、今までは、露ほども思わなかった。夕べふと、初期の妊婦健診のことを思い出して、そんな風に考えた。

 さあ、いつどうやって出産になるかな。もう少し、待つしかないな。お母さんは待つのも仕事なんだな。