夜中の授乳を手伝ってくれる夫

 夜中2時にリビングで授乳していると、寝室からフラフラと夫が起きてきた。「おっぱい飲めてるから大丈夫、寝てて」と言ったら、「本当? 悪いね」とまた寝に帰った。

 うちの子はダウン症候群で筋力が弱いせいか、0か月の時から知的障害の症状があるのか、おっぱいが上手く飲めない。そうすると、おっぱいだけで足りなくて哺乳瓶からも飲ませないといけなくて、おっぱいの方も飲み残しで乳腺炎になってしまうから搾乳が必要になる。だから、私がおっぱいを飲ませた後に、夫が哺乳瓶から前回搾乳したおっぱいなり粉ミルクなりを飲ませたりゲップさせたりしてくれて、そうするとその間に私は搾乳できる。

 だけど月齢1か月を超えてきて、だいぶ上手に飲めるようになってきた。それなりの量のおっぱいを飲めて子供が寝れるようだったら、多少の飲み残しはそのままにして私も再び寝てしまうようになった。

 子供が生まれる前から、というか同棲してたときも、さらには夫が独身の頃から使っていたセミダブルベッドに、夫の隣に、潜り込む。背中を向けている夫にこっそりくっつく。夜中の3時。そうだ、一人じゃなかったと思う。子供の障害を思い悩むのも、これからどうしようかなというのも、何も一人で全部やることじゃなかったんだ。忘れていた。抱え込み過ぎて。背中が暖かくてたくましい。私はこの人と結婚したんだった。子供が生まれて、世界がひっくり返ったくらいの毎日でも、それは変わらないんだった。