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夫の子育て、周りからの声

 夫が赤ちゃんを見ていてくれるというから、夕方、預けて近所で買い物してきた。帰ってきたら、夫はテレビを見ていた。赤ちゃんはベッドに寝かされていたけど、目をぱっちり開けて起きていた。ひどい。どうして遊んでいてくれないんだろう。

 でも、夫には夫の子育てのやり方があるのかなと思って、あまり言わないようにしている。夫が子供をかわいがっていることは確かだと思うから。うちの子が産まれてこの方、夫は1mmの揺らぎもなく、「かわいい我が子が産まれて、何の問題もない」というスタンスを何気なく貫いてくれた。21トリソミーの診断に、私があれこれ心配してしまっている時も。訳もなく、涙が流れてしまっていた時期も。

 周りの人たちも、「かわいい赤ちゃん」、「お誕生おめでとう」、「家族が増えて楽しいね」と言ってくれたから、私も改めて(そうだよなあ)と思ってやってくることができた。出産後の病院で、私の両親や助産師さんたち。産休中に、友人たち。今は、職場の人たち。

 私は今まで、障害児のお母さんに対して、本当に気持ちをわかることは当事者以外にできないのだろうから、何て言えばいいのかわからないし、そのことについては距離を置いてしまってきた。だけど今、「赤ちゃんかわいいでしょう、元気にしてる?」と、障害のない子に対するのと同じように、声をかけてもらえることがとても嬉しい。よく考えれば、障害の有無に関わらず、かわいい我が子であることには変わりがないのだから、私も障害児のお母さんたちにそうやって声をかけてくれば良かったのだと思った。子どもを産んで、お母さんになることには変わりがないのだと思った。