よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

おっぱいを飲まない赤ちゃん

 朝6時、目覚ましを止めて5分ほど寝坊していたら、夫に起こされた。「たっちゃんも起こしたよ」と。授乳時間を母子ともに寝過ごしていると思われたらしい。ところが、私たちは明朝4時におっぱいをしていたのだ。

 夫は恐縮していたけど、出勤する前にもう一度授乳をしていきたかったから、起こしてもらって赤ちゃんもおっぱいを飲む気になったので、結果的には良かった。それに、なぜ夫がそう思ったかというと、前の日には母子ともに寝過ごしていたからだ。ただ、前日は寝る前最後のおっぱいが0時だったから、3時をすっぽかして6時でもギリギリ許容範囲(主治医の先生から、先月の時点で、授乳感覚は6時間が限度と言われた)だと思う気持ちがどこかにあっての寝過ごしだった。昨日は、最後おっぱいが11時だったから、さすがに一度起きようと思ったし、起きれた。

 たっちゃんは2か月の赤ちゃんなのに、お腹が空いたはずの時間になっても泣かないから、こういうことが起こる。おまけにここ数日は、おっぱいから直接飲むのを嫌がって、あーあー言いながら首を振る。哺乳瓶からのミルクはごくごく飲む。たっちゃんにとって、おっぱいを飲むのは大変なことなんだろうな。赤ちゃんだけど。心臓に穴が開いているし、脳の発達も遅れているんだろうから。

 それでも体重は増えていて、眠くなると甘えておっぱいを咥えたがったりもするし、順調に育ってくれて、私も赤ちゃん育てを楽しめていると思う。

 冒頭の話を聞いてくれた友人は、赤ちゃんに「何時に飲みました」というメモをつけておくといいよ、なんて言った。そこまでさばけた気持ちにはなれないけど、うちの子の障害を顕示するようで、でも周りとちょっと違う子育ても楽しめるようになってきた。うちの子と夫と、手と手を取り合いながら。