赤ちゃんが眠った後、一人の夕飯

 いつの間にすれ違ったのかわからないけれど、いま私は家事と子育てを自分のペースでやって、夫はコンビニで買ってきたご飯を食べている。家庭内別居というのは、こういうことをいうのかもしれない。一人で全部やるのは大変な時もあるけれど、ご飯も簡単に済むし時間配分も好きにできるから、案外楽な点も多くて、夫婦で協力していた時と比べてもどっちもどっちかもしれない。

 いつかまた、仲良く暮らしていけると今はまだ信じている。まだ好きなんだと思う。押入れには、早めに予約して届いたばかりの、夫へのバレンタインデープレゼントが眠っている。これはもう、渡しても、今までの夫婦喧嘩からして火に油を注ぐだけだと思う。いつか笑い話になるように。我が子には私たち夫婦が経験できなかった、両親揃って暖かい家庭というのを味わってもらうという、ほとんど唯一の子育ての目標を達成するために。

 気分転換や、冷却時間というのも必要だと思う。今はあくまで、それだけのことなんだと信じたい。