お金の話

 このところ、金融関連で世の中は騒がしくなっていて、そのうちの大きな話題の一つにマイナス金利の導入がある。それについて一庶民である私は、よくわからないし、あまり関係ないんじゃないかと思っていた。でも、今手元の資料を整理していて、ミヒャエル・エンデの「モモ」とか、ゲゼルのエイジングマネーという概念の提案を思い出して、ふと気が付いた。マイナス金利と、エイジングマネーの近似に。アベノミクスで企業の利益を追求するようなマイナス金利の政策が、実は、人々の豊かで幸せな生活を研究するエイジングマネーに近づいていることに。

 このことに私が注目するには理由があって、エイジングマネーと親和性の高い考え方に、ベーシックインカムという制度があるからだ。ベーシックインカムなんていう非現実的な夢物語、と思っていたけれど、最近海外で試験的に導入されたり、現実味が高まっている。

 ベーシックインカム制度が導入されて、エイジングマネーが普通になったら、うちの子みたいな人間には生きやすい世の中になるのじゃないだろうか。知能指数で他人と競い、収入を増やすことを追い求めるのが豊かで幸せな人生ではないことが、日常に具現されるのではないだろうか。