世界の成り立ちを教える

 「コップ重ね」というおもちゃを買った。大きいコップの中に小さいコップを、マトリョーシカのように重ねる。逆さまにした大きいコップの上に、小さいコップを重ねる。カラフルなプラスチックカップの10個セットと、てっぺんにのせるくまさんのセットで、500円ちょっと。いいお買い物をした。

 だいたい同じ大きさのコップを2個使って、うちのたっちゃん(0歳6か月)に、はじめてのクイズを出してみた。お気に入りのガラガラの上に、コップをかぶせる。となりに、もう一つのコップを逆さまにする。さあどっちのコップの下に、ガラガラがあるでしょう。たっちゃんは、正しいコップに手を伸ばす。もうこんなことがわかるんだ、とお母さんは感動する。次に、ガラガラを入れたコップと、入っていないコップの場所を、左右で入れ替えてみる。たっちゃんは元々はガラガラの入ったコップがあった方へ、今は空のコップがあるところに、手を伸ばす。間違い。間違えてる、超かわいい、とお母さんは一人でニヤニヤする。

 こうやってこの子は世界の成り立ちを、一つ一つ学んでいくんだ、と気が付いて遠い目になる。遊びの中で、生活の中で、驚きとともに、あるいは無意識のうちに、いろんな法則を学び取っていくんだ。

 右手と左手にコップを一つずつ持って、コンコンコンと打ち合わせることも、手を取って教えたりお手本を見せたりしていたら、できるようになった。今日は更に、私の持っているコップと、たっちゃん自身が持っているコップを打ち合わせて、コンコンコンとすることもできた。たっちゃんとお母さんでコンコンコン。すごい楽しい。はじめてこの子と遊べた気分。すごい嬉しい。世界はこんな風にできているんだ。