よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

子どもが成長している

 仕事から帰って子ども(たっちゃん6か月)を迎えに行ったら、ザルをしっかりと持っていた。料理道具のザル。最近、物の入った器(おもちゃのブロックが入っている容器とか)をひっくり返すのが好きだ。それで、ザルをひっくり返したまま掴んでいたらしい。それにしても、赤ちゃんとザルって変な取り合わせ。カラフルなおもちゃであそんでいればいいのに。

 手触りを楽しむ絵本があって、つるつるのビニールとかざらざらのやすりのような紙とかが絵本のページに貼ってある。その本をうちの子に読み聞かせをすると、たっちゃんは私の腕をしっかり掴んで、絶対にいろいろな手触りが楽しめるページを触ろうとしない。私が触る。それを見て喜んでいる。おかしい。たっちゃんの手をもって触ることをお勧めすると、「うーん!」「ふーん!」と怒ったり泣いたりしそうになる。

 それが、数日前から、この本を読んであげている時に何となくそわそわしだして、今日はとうとう、自分でページを触った。恐る恐る、手触りを楽しんでいた。どうしたんだろう。成長しちゃって。いつのまにか、こっそり、育っちゃって。お母さんは感動してしまった。子どもが成長している。なんと、絵本を触ったではないか。