読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

帰って来た夫

 いなくなっていて夫が帰って来た。とても嬉しく、懐かしく、ちょっと恥ずかしい気もちで電話をする。週末には、赤ちゃんを連れて会う。また一緒に暮らしたいと思う。そういう日が来てほしいと思う。今はまだ、すぐには、無理だけど。

 別居をはじめて、それを続けていることには変わりない。だけど、たぶん精神科の薬を飲みはじめてしばらくしたタイミングだと思うけど、夫から私への暴言が消え、謝罪や思いやりの言葉が聞けるようになった。もちろん、すっかり元通りというわけではない。まだ私を責めるような言葉や、予想もしなかった現実から生じた問題についての快くない話もある。だけど、そこにいるのは、まともに会話のやり取りができて、何なら心が通じ合うと感じられる、かつて私が大好きだった人だ。

 夫は適応障害と診断されたと私に言うけれど、SSRIというカテゴリーでうつ病に処方される薬を飲んでいるから、そうなんじゃないかと思う。それとも、パニック障害もあるそうだから、そちらに対して処方されることもあるんだろうか。

 これからのことを考えると、けっして精神科の病気だったなら万々歳、とは言えないのだけれど。まだまだ夫には休養と寛解が必要だし、私は赤ちゃんを育てながら仕事をしていかなきゃいけないし。正直に言って、育児と仕事で私の容量は既にオーバー、夫の病までは…と思う時の方が多いのだけれど。お母さんだから、赤ちゃんを大切にしていきます。