よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

赤ちゃんと2人でお風呂に入る方法

 今日も夫の帰りが遅いので、たっちゃん(0歳9か月)と二人でお風呂に入る。たっちゃんの首がまだすわらない頃は、台所で、シンクに小さなベビーバスをセットして、沐浴させていた。いつからか、ベビーバスをお風呂場の洗い場に置いて、そこでたっちゃんに待っていてもらって、いっしょに入浴できるようになった。

 それでもついこの間まで、お風呂は緊張するシーンだった。季節的にも、たっちゃんを冷やしちゃいけない、風邪をひかないようにしなきゃいけないというプレッシャーがあった。それから、たっちゃんをベビーバスの傾斜にもたれさせて、私が体を洗ったりシャンプーをしたりする間は、ずっと歌を歌っていたのも少し疲れた。でも、たっちゃんはまだ小さな赤ちゃんだったから、私がお顔を見てあげていないと寂しくなっちゃうといけないと思ったし、まだ一人遊びができなかったから退屈するかなとも思って、ひたすら歌を歌っていた。

 それがいつのまにか、たっちゃんのお座りが安定して、ベビーバスの中にすっくと自分で座っているようになった。それだけでなく、腕を伸ばして、周囲の物を触ったりもするようになった。夏だし、ベビーバスの中にタオルを敷いておくのはやめて(冬場はそれでたっちゃんを包み込んでもいた、そういえば)、時々シャワーをかけてあげたりもするようになった。大きな赤ちゃんになったたっちゃんは、水を喜ぶようになった。

 もはや、お母さんはたっちゃんと二人のお風呂を、リラックスして楽しめるようになった。もう一人じゃないし、と嬉しい気もちになる。私の母が「あなたはもう、一人じゃないんだから」と言ってくれたように、私にはいつでもたっちゃんがいてくれるんだ。最近はお互いに、何となく意思疎通もできるようになったし。本当に嬉しい。本当に楽しい。たっちゃん大好き。

 仕事とはいえ遅く帰ってくる夫のことを、前は毎日のように恨むような気分になっていたけど、そんなこともなくなった。たっちゃんと二人の時間を、楽しませて頂いている。