よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

赤ちゃんダンス

 子どものダンスが独特すぎる。たっちゃん1歳4か月。お座りで前に組んだ両手を左右に振って激しくイヤイヤみたいにしてみたり。四つん這いでお尻を縦に振ってみたり。非常に真剣な顔をしてやっている。Eテレ「お母さんといっしょ」の「ブンバボーン」という、決まった振付がちゃんとある歌に合わせて、全く違う振付で。「大きな栗の木の下で」とか「おもちゃのチャチャチャ」とか、定番の曲に合わせて、全く違う振付で。

 何考えてるんだろうなあ、と思う。その真剣な顔。周りからどう見えるかなんて知らない、考えたこともないような、体の使い方で。何でそんなに一生懸命なんだろうなあ。何で一生懸命な姿って、胸を打つんだろうなあ。赤ちゃんのメチャクチャダンスでも。

 仕事中に、たっちゃんのダンスを思い出したりする。そうすると元気が出る、ということもない。ただ、早く帰りたいなあと思う。