幸せ見つけた

 気が付いたら、幸せになっていた。掃除も洗濯も、たっちゃんが清潔に元気に楽しく暮らせるようにと思うと、前は毎日やり直しみたいで疲れると嫌っていたのが、とても充実した気分でうきうきする。〇にたい、と思うことも、気が付いたら無くなっていた。前は、みんなそうなのかな、と自然なことに思えるくらい、癖になっていた。

 たっちゃんが生まれて2年。周りのお母さんたちには、悲しみから立ち直れない人が多い気がする。周りって、障害児サークルだから。そんな、一番の仲間たちを敵に回すつもりはないんだけど、というか、みんなは随分と幸せな環境に育ってきたんだなと思う。私なんて、そもそも障害あるし。だから、一般的な、いわゆる普通の幸せが望めないことなんて、当たり前だし。それから、世間に辛く当たられても、社会に受け入れられなくても、家族が自分のそのままを受け入れてくれれば、ぜんぜん構わないし、意外に世の中でやっていけることを、身をもって知っているし。

 だからお母さんは、たっちゃんには、伸び伸びと育って欲しい。無理やり何かをさせたり、やめさせたり、したくない。いつまでもおっぱいしてればいい。お母さんも、おっぱいの落ち着く感じ、おっぱいをしまわれた時のやるせなさを覚えている。

 たっちゃんがお母さんのところに来てくれて幸せ。笑いかけて、笑い返してくれれば、本当に十分。いつかそれができなくなったって、それでも大丈夫。大丈夫だよ、ありがとう。