将来の悲しみを予測して

 楽しい時間に、悲しくなる。いつか、この時間が過ぎ去った後に、あの時は楽しかったなあ、もう二度と取り返せないんだなあ、だったらもっとああしとけば良かった、と後悔することを想像して。

 いつか、たっちゃんはお母さんより先に亡くなるんだろうか。それを望む気持ちもある。看取ってあげたい。でも、たっちゃんが亡くなった後に、生きている時に、元気だった時に、もっとこうしとけばよかったと思って、悲しくなるのかなあと思って、今悲しくなってしまう。そして、たっちゃんの元気を心から楽しんでおけば良かったのに、それがたっちゃんの望むところでもあっただろうに、なんで後の公開を心配して心から楽しめなかったんだろう、と先々に思うことも心によぎって、もう、めちゃくちゃ。

 物心ついた時から、私はこういう考え方に囚われていた。楽しい時間に、悲しくなる。たっちゃんが好きすぎて、大事過ぎて、悲しくなる。