物語を探して

 別居中の夫が、再同居を求めている。私だって、子どもの父親と、できれば夫と、暮らせたらいいと思う。でも、同居していた頃、そして子どもが生まれてすぐの頃に、夫が家事育児をあまりやらず、改善を求めたら暴言を吐いたこと。それから、いくつかのこと。許せないし、怖い。もう、子どもの生活を乱されたくないし、私が母親として、そんなことさせてはいけない。

 すみませんでした、と言われても、謝られている気がしない。何がどういけなかったのか、本当にわかってるの?と思う。もうしませんので、と言われても、とても信じられない。別居してからも、すみませんと暴言の繰り返しだった。

 ラインをブロックして、古典的なメールに移行してから、暴言はほとんどなくなった。メディアがコミュニケーションを規定するのだ。あるいは、ラインのような、短い発言をリアルタイムで伝えあう手段は、夫の悪い傾向を刺激するのだろう。

 じゃあ私が何を求めているかと言えば、あの時に起こっていたこと、これからのことを、説明してくれる物語。証明なんていらない。可能性を拾い、拓く、大きな物語を手に入れて、小さな物語を紡いでいきたいと思う。