歩かなかった子どもが、歩いた

 1歳を過ぎても歩かなかった、たっちゃん。2歳になって、ぼちぼちと伝い歩きの距離が伸びてきた。が、今日は突然、押し車でぐるぐると家中を歩き回った。そんなに広くない東京の賃貸マンションだけど、ファミリータイプではあるから、たっちゃんが今日歩いた総距離は何十メートルかになるだろう。

 たっちゃんが歩いたことはもちろん嬉しいんだけど、今夜は足が痛くなっちゃうんじゃないかと心配した。私がそうだから。ちょっと多く歩いたりとかすると、夜になって、筋肉痛とはまた違って怪我みたいな感じで痛くなる。だから、マッサージをして乳酸を流すようにしておいた。(筋肉痛とは違うといいながら、やっぱりたくさん歩くと痛くなるということは、乳酸の蓄積が原因な気がしているから。)

 過保護だなあ、と自分でも思う。赤ちゃんが歩き出したからといって、足のマッサージまでせっせとするなんて。でも、たっちゃんには障害があるから、こちらもいろいろと考えてしまう、心配性のお母さんにもなってしまう。来週には、整形外科で足の装具を作り始めることになっている。内反足を矯正する、靴のようなものを作ってくれるらしい。

 いろいろ心配はするけれど、お母さんはお母さんでいるために、あまり専門家にならないように気を付けてもいる。なんというか、お母さんらしさを失わないために。お母さんは一人だけ、私しかいないから。

 今夜はいっそうよく眠りそうだ。急にたくさん歩いたたっちゃんも、それを見守ったお母さんも。